実録!敷金返還請求
裁判所からの呼び出し
敷金返還の訴状を提出してから、約1週間程で裁判所から呼出状が届きました。
私は、お昼は会社にいるため、送付先を会社にしていたのですが、裁判所の配慮でしょうか、差出人は個人名でした。
約3週間後、呼出当日。
案内された部屋は、丸テーブルが置いてある会議室のような感じでした。
その丸テーブルに裁判官と書記官、原告(私)、被告(大家さん)と輪になります。(訴訟のイメージとは少し違いますね。)
でも緊張しますよーー。
何故か傍聴人までいらっしゃるし。(笑)
敷金裁判の実際
まず、裁判官からの説明から始まるわけですが、少額訴訟は、被告が希望すれば通常訴訟に変更することができます。
被告である大家さんは、通常裁判への移行を望まれたので、通常裁判としてスタートしました。
大家さんは、当日に答弁書と証拠写真を持参されましたので、そこから裁判官の大家さんへの質問タイム(攻め?笑)が
始まります。
なぜか答弁書はほとんど見ずに、証拠写真がどの部分かを質問しています。
私は暇なので、答弁書を見てみると、名前の漢字間違ってるし(怒)
まだ私に不足分請求してるし(;一_一)
通常裁判で争いたいと、やる気満々だし(汗)
本来、敷金とは預託しているものですから、原則として返還しなければいけません。
但し、借り手の責任で汚損や破損した部分は、借り手が支払うことになります。
ですから、どれだけ私が汚損・破損させたかを、大家さんが証明しなければならないのです。
しかし大家さんは質問にたじたじです。
それはそうでしょう。
大家さんは実際部屋を見ていないのですから、その写真のキズがどこの部屋のキズかなんて分かるはずもない。
写真は不動産屋が用意したものでしょう。
最後は気の毒になって、私が説明しました。
また、大家さんは始めから犬の臭いがすごかったと主張していましたが、
裁判官からの、
「その部屋に行ったことが無いのに、どうして分かるのですか?」
の一言でトークダウン。。。
その後は、
- 大型犬を承諾した覚えはない。
- 私は知らなかった。
- すべて不動産屋に任せている(これは無視されてました。)
などおっしゃっていましたが、
裁判官の答えは、殆どが、
「証拠は持ってきていますか?」
でした。
ははーん。
これが裁判なのね。
やっぱり証拠よねーーー。
和解へ
というわけで、一通り質問が終わったら、裁判官から
「話し合いで解決するつもりはありますか?」
と和解への提案がございました。
私はもちろんイエス。(早く帰りたいし。そもそもそのつもりだし。)
大家さんも疲れたのでしょう。
和解に賛成されました。
その後は、私と傍聴人は部屋から追い出され(笑)裁判官と大家さんとの話し合い。
その後私が呼ばれて、大家さんが外へ。
裁判官から、
「大型犬を室内で飼っていたのは事実ですから、請求額の約半額(10万円)で和解しませんか?その代り一括で払わせますので。」
と提案され、
「それで構いません」と即答しました( ^^)
元々請求額は多めにしてますからね。
そして再び大家さんと交替。
すると、裁判官が外に出てきて、
「一括では払えないらしいので、3回払いにしても大丈夫?」
と聞かれました。
分割??
さすがに分割には躊躇しましたが、ここは大家さんを信じて。
(というより、もし不払いの場合は、強制執行の経験が・・・。爆)
了承しました。
その後裁判官が一言。
「その代り、12万円にするから。」
おおおお。
そして、私と傍聴人が部屋に呼ばれて、和解が成立しました。
最後に
なんだか長かったようにも感じましたが、時間的にはスタートから約1時間でした。
裁判官が大家さんをどう説得したのかは謎ですが、無事に終わってほっとしました。
ただ、私が思うに、不動産屋も同席するべきではないのかな。大家さん一人での応対は気の毒です。
また、私は大型犬を室内で飼っていたので、この金額でしたが、通常の生活をされている方は、もっと返還してもらえると思います。
私の住む熊本は田舎ですので、敷金は戻ってこないのが普通という考えがまだまだあります。
部屋は借りた当時のように綺麗にして戻さなければいけないと考える方も多いようです。
しかしそんなことはありません。
敷金は返還されるべき債権なのです。
不動産屋に丸め込まれず、きちんと請求しましょう。

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